richkoshimimizu's blog

アクセスカウンタ

zoom RSS リチャードコシミズの原点【オウムの真相を知るイキサツ】━E1999年11月23日(木、祭日)

<<   作成日時 : 2013/05/12 21:29   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

画像

画像

 1999年11月23日(木、祭日)午後2時頃 警視庁の鈴木と小野が、リチャードコシミズの自宅に突然やってきた。リチャードコシミズは、扉の前で待たせて、二回どこかに電話するのを家の中から聞かせた。「例のふたりが今来ましたので、もし何かありましたら、後のことはよろしくお願いします。」と聞いたであろう。
 11月20日と21日にアーテックの中島あてに送ったファックスの解答を持ってきたのは、警視庁のこの二人の刑事だった。
 
 リチャードコシミズは扉の外へ出て、2人を促してエレベーターで階下に下り、ロビーの入り口で話した。 
 小野は小刻みに震えていた。5日間寝ていないかのようにやつれ、顔は黄疸のように薄汚れて見えた。よっぽど怖かったのだろう。
 鈴木は頭が良くない。頭の悪い奴だから、変な行動に出る恐れもある。鈴木は背広の左内側に始終手を入れて、威圧的態度を続けた。拳銃があるぞと脅かしたかったのだろう。ニッポン警察史上最低の警察官だ。

【リチャードコシミズ】「今、第三者に連絡をとりましたので。」
【鈴木】「じゃあ、その人が来てから話をした方がいいんじゃないですか?」
【リチャードコシミズ】「イやあ、時間がかかるから。」

 リチャードコシミズと知り合いの警察官を調べ、横の連絡で圧力を掛け、既に黙らせていたかもしれない。腐った組織は、警視庁だけでなく、首都圏には他にもある。
 リチャードコシミズが教えてない電話番号をなぜ知っていたのか、聞いた。小野は搾り出すような声で答えた。

【リチャードコシミズ】「小野さん、僕が東京に事務所を持っているって、どうやって知ったんですか?どこから聞いたんですか?」
【小 野】「警察で調べました。」
【リチャードコシミズ】「それじゃあ、何で宮沢ってやつは、うちのダイヤルイン番号に電話してきたんだよ?どうして知っていたんだよ?」
【小 野】「......私はね、宮沢みたいにダイヤルインには電話していないでしょう。」
【リチャードコシミズ】「そうですね。ところで、宮沢って誰なんですか?このあいだ警視庁で会った三人のひとりでしょう?」
【小 野】「いやいや、この件は私が中心でやっているので。私が責任持ってやってますんで。」


 リチャードコシミズが告発した保険金殺人事件の調査について聞いた。

【リチャードコシミズ】「小野さん、捜査の結果はどうなったの?保険金は下りていたの?」
【小 野】「調べたら、特に何も出てこなかった。中川さんの場合は、ちょっとあったけれど、子供の学資保険の類でね、他には無かったですよ。」

 小野は震える声で、搾り出すように答えた。両膝はがくがくと震え、今にも倒れそうで、かわいそうなくらい動揺しているのがわかった。

【リチャードコシミズ】「それじゃあ、要するに事件性はなかったということですね?」
【小 野】「そうです。」
【リチャードコシミズ】「解りました。殺人の事実がないとわかったならば、それで結構です。ご苦労様。僕のほうも、こんなつまらないことにいつまでも関わっていられないんですよ。早く仕事を再開しないと、お客さんに迷惑を掛けるんでね。」

 鈴木が、左胸のホルスターにしきりに手を入れるのが気になった。今日はすぐに帰ってもらおうと思ったので、人通りのあるマンションの入り口まで同行させた。

【小 野】「後は、お宅とアーテックとの間の交渉事だから。警察は、もう関係ないから。」

 交渉事?この言葉の意味を、その場では理解できなかった。
後で考えれば、リチャードコシミズのアーテックへのファックスの通り、賠償金要求を支払うから、告発を止めてくれという意味であった。
しかし、このとき、リチャードコシミズは鈴木の威嚇的態度に黙っておれなくなり、ひとこと言いたくなった。

【リチャードコシミズ】「そうですか。ところで鈴木さん、あんたは何で身分を明かせないんですか?あんたの下の名前は何と言うんですか?警察手帳を見せてください。」
【鈴 木】 無言....
【小 野】「いやいや、今度の件は、私が担当しているんで。私が責任持ってやってますんで。」
【リチャードコシミズ】「解りました。警察手帳を見せてください。」

 小野は、ぶるぶると震える手で、警察手帳を差し出した。

【リチャードコシミズ】「あれ、警備課って書いてあるじゃないか?」
【小 野】「それは、(警察手帳を)管理する部署のことです。」

 リチャードコシミズは、小野の警察手帳を引き寄せ、ページをめくった。

【リチャードコシミズ】「おう、本当だ。たしかに刑事部捜査第一課警部補、小野善久って書いてあるわ。あんたのことは信用するよ。あれ、捜査一課長って、金子っていう人なの?」
【小 野】「いや、前の人です。」
【リチャードコシミズ】「小野さん、僕はあんたのことは信じるよ。鈴木さん、あんたはなんで身分を明かさない?信用しろって方が無理な話だ。」

 鈴木は、終始無言を決め込んだ。背広の内側に手を入れ、しきりにホルスターを触って、威嚇した。非番の日に拳銃を携帯すること自体が、規則違反である。
 リチャードコシミズは、この男が心底嫌いになった。やばい仕事は全て小野に押し付け、自分は正体を明かさず安全を確保したいという卑怯な男に思えた。この時、取引に応じて犯罪の証拠をつかもうという気持ちが、吹き飛んでしまった。

 この短い会話の後、二人は帰って行った。小野は、背中を丸めてとぼとぼと歩いて行った。組織の誰かが、嫌がる小野に危ない役を強要している気がした。犯罪組織の中にも階級が存在するのだろうか?絶対に許すべきでない実に汚い連中である。

 彼らが帰った後、今日のことを振り返って考えた。リチャードコシミズの気分は収まらない。何人かの関係者に電話で刑事の来訪を伝えた。
 リチャードコシミズの実家には、午後、鈴木から「捜査は終了しました。後は息子さんとアーテックとの間の交渉ですから。」という電話が入っていた。鈴木は、リチャードコシミズに直接取引を持ちかけたが、意味が伝わっていないことも考えて、リチャードコシミズの両親に電話して念を押したのかもしれない。しかし、取引する考えなどリチャードコシミズの頭から無くなってしまっていた。
画像

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
リチャードコシミズの原点【オウムの真相を知るイキサツ】━E1999年11月23日(木、祭日) richkoshimimizu's blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる